今、投資家界隈では、アメリカの利上げが年4回なのか、5回なのか、はたまた7回なのか、0.25%づつなのか、ダブルの0.5%で来るのか3月のFOMCに大注目だと思いますが、アメリカだけでなく、他の国の利上げにも目を向けておきましょう。
世界各国が利上げに動いてきており、アメリカにも大きな影響を与えそうだからです。
利上げに関しては、アメリカだけでなく他の国の動向を頭にしっかり入れておくことが大事です。
今日は、各国の利上げがアメリカにどのように影響するか見ていきたいと思います。
【各国の利上げから読む】アメリカ株の暴落懸念
お金は金利の高い通貨に流れる傾向がありますよね。
世界市場に大きな影響を与える利上げ計画が着々とすすんでいます。そのうちの大きな2点を見ていきたいと思います。
英国のイングランド銀行 BOE(Bank of England)が追加利上げ
2022年2月3日、英国のイングランド銀行 BOE(Bank of England)が追加利上げを発表しました。昨年12月に引き続き、政策金利を0.25%から0.5%に引き上げる決定となります。また、メンバー9人のうち4人は、0.25%でなく0.5%の利上げを主張していて、今回の利上げが0.25%ではなく0.5%の可能性も多分にあったことが分かり大きな動揺を生みました。英国が利上げをするということはポンドにお金が流れる可能性が高くなることを表します。
欧州中央銀行 ECB(European Central Bank)がタカ派に転換
また、欧州中央銀行 ECB(European Central Bank)も同じ日に政策会合があったのですが、ラガルド総裁はこれまで利上げはしないと明言していたのを一転して、利上げの可能性を排除しない発言をし、ハト派からタカ派への方針転換が市場を驚かせました。欧州中央銀行が利上げするとなるということは、ユーロにお金が流れる可能性が高くなることを表します。
利上げの理由はインフレ
イギリスや欧州各国が利上げに動いているのは、原油価格や天然ガスの高騰により、インフレリスクが増大しており、物価高騰を警戒しての判断です。アメリカと同じインフレ退治ですね。目的はみんな同じです。
ポンドやユーロ圏の利上げはドルにどう影響する?

では、ポンドやユーロの利上げが何故アメリカドルに影響するかみていきましょう。
世界のお金は金利の高い通貨に流れます。日本のように金利が低い通貨だと銀行に預けるという一番簡単な投資では利子が受け取れませんが、金利の高い通貨だと銀行に預けたり、国債を買うというリスクの少ない投資をするだけで、安全に利子を受け取れるからです。
いち早く利上げを発表していたアメリカの国債は市場からお金を集めやすい状況でしたが、イギリスやユーロが利上げをしてくるということは、そちらにもお金が流れるということになるので、アメリカからすれば、自国の国債を買ってもらうためには、有利な競争に持っていくためにさらに金利を上げていく必要が出てきます。ただし、金利の上昇はPER(株価収益率)を低下させるので、特に高PERであるハイテクグロース株には打撃です。
株価 = PER × EPS なので、PERが下がると自ずと株価も下がるということでしたよね。
また、ポンドやユーロが利上げをして通貨的に強くなってくると、これまでいち早く利上げを発表して強かったドルが売られ始め、ポンドやユーロが買われて強くなることになるので、ドル高からドル安に動きやすくなります。
そうなると、アメリカは輸入国ですので、ポンドやユーロが利上げして通貨として強くなると輸入コストが高くなり、アメリカ国内で価格転嫁をしなければいけなくなりますので、ますます物価高がすすむ懸念が強まります。
利上げ合戦開始で世界同時株安か?

ドル安によりインフレが加速してしまう状況になれば、インフレ退治に躍起なアメリカなのですから、当然さらに自国通貨を強めるために利上げをしないといけなくなります。イギリスでも欧州でもアメリカでもインフレが一番の懸念になってきていますので、インフレを抑えるためには、なんとか輸入コストを低く抑える必要があります。そうするためには、自国の通貨を利上げして強くする必要があるんです。イギリスもアメリカも欧州も目的はみんな同じです。
こうして世界各国でインフレ退治のための利上げが始まると、当然世界の株価にはダメージを与えますので、これからますます、株価には注意を払う必要が出てきます。
まとめ

インフレ退治のための利上げがイギリスや欧州をはじめ各国ではじめってくると、ますます株価にはダメージとなるので当面は乱高下が激しい相場になるような気がします。
輸入コストがインフレと密接に関係しているので、輸入コストを下げるために、インフレ退治をしたい国は利上げをしていきます。そうなると、他国はその利上げによりインフレを強いられることになるので、さらに利上げをしてくるという、ループが出来上がります。
株価の動向をいち早く知るためには、消費者物価指数(CPI)などのインフレ指標にも注目するようにすると良いと思います。
また、アメリカだけでなく、主要国の利上げ情報にはアンテナを張っておきましょう。
投資はいつでも自己責任でお願いします。
この記事が、少しでもお役に立てたなら幸いです。
これからも情報を発信してまいりますので、どうぞ、よろしくお願いします。
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