皆さんはNISAをされていますか?
NISAをすでにされている方も、これから始めようと思われている方も、何のことかわからない…という方にも読みやすく有益な情報を共有します。
是非、お時間5分ほど頂ければと思います。
【徹底比較】積み立てNISAと一般NISAどちらがお得?
NISAとは?
NISAとは、2014年1月にスタートした、個人投資家のための税制優遇制度です。
NISAは、Nippon Individual Savings Accountの頭文字で、小額投資非課税制度といいます。
NISAでは、株の利益にかかる20.135%がかからない!
毎年決められた金額(40万円~120万円)の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託等の配当・譲渡益等に通常はかかる20.135%の税金が非課税となります。
例えば、100万円の利益が出た場合、通常は約20%の20万円を税金として支払った後の80万円が手元に残るのですが、NISA口座ですと100万円まるころが自分の手元に残るのです。投資をしている方でしたら、使わない手はないのです。というか、投資をしていない方も使わない手はないと思います。
ただし、NISAでは、損益通算ができないという点はデメリットになります。
損益通算ができないというデメリットに注意
一般の証券口座では、万が一損が出たときは、損益通算をして利益と相殺できるのですが、NISA口座では損益通算ができません。
例えば、ある銘柄で50万円の損が出たけれども、違う銘柄で100万円利益が出た場合、NISA口座以外なら損益通算ができるので、損が利益と相殺され、最終、50万円分の税金を支払えばいいのですが、NISA口座では、50万円の損は無視され、100万円分の税金を支払う必要があります。
NISAの種類
NISAには下記3種類があります。
2つの口座を同時開設することは出来ません。いずれか1つを選択して開設する必要があります。ここで、みんな一般NISAすべきか、つみたてNISAにすべきか迷うんですよね。そして結局、考えるのが面倒くさくなってやめてしまったり・・・。
名称 | 開始 | 終了予定 | |
1 | 一般NISA | 2014年スタート | ~2023年(2028年まで延長予定) |
2 | つみたてNISA | 2018年スタート | ~2037年(2042年まで延長予定) |
3 | ジュニアNISA 0歳~19歳対象 | 2016年スタート 。 | 2023年12月末に廃止確定 |
3種のNISAそれぞれの違い

ではそれぞれのNISAの違いと特徴を見ていきましょう。
一般NISA
投資可能枠が一番大きいのは一般NISAの120万円/年です。つみたてNISAはその3分の1の40万円しかありません。ただし、非課税期間は5年であり、つみたてNISAの4分の1です。
つみたてNISA
非課税期間が長いのはつみたてNISAの20年で一般NISAの5倍あります。
また、一般NISAは個別株やETF、投資信託から自分で自由に選択できますが、つみたてNISAは手数料の安さなどの基準を満たした約170種の投資信託やETFから選択し、積立投資をするものです。
ただし、年間の非課税可能枠は40万円と一般NISAの3分の1しかありません。
ジュニアNISA
ジュニアNISAは一般NISAと同じですが、未成年の口座を両親などの親族が代行して行う制度です。
名称 | 非課税投資枠 | 非課税期間 | 投資対象など | |
1 | 一般NISA | 120万円/年 | 5年 ロールオーバーで10年 | 現物株式、ETF、投資信託から自分で自由に選択して購入 |
2 | つみたてNISA | 40万円/年 | 20年 | 約170種の優良投資信託、ETFの積み立て購入 |
3 | ジュニアNISA | 80万円/年 | 5年 ロールオーバーで10年 | 現物株式、ETF、投資信託から自分で自由に選択して購入 両親や祖父母などの二親等以内の親族が代行して運用を行う制度 |
トータルの非課税投資枠で見ると、
一般NISAは、 120万円 × 5年 = 600万円が非課税
つみたてNISAは、40万円 × 20年 = 800万円が非課税
になります。
一般NISAとつみたてNISAどちらがいいのか?
では、本題の一般NISAとつみたてNISAどちらがいいのか?
ですが、投資に関する知識や個人の希望、資産状況により違ってきます。
投資経験やまとまったお金のある方は、一般NISAが向いていると言われます。
それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
一般NISAのメリット・デメリット

一般NISAのメリットとデメリットは下記になります。
一般NISAのメリット
- 非課税枠が120万円と大きく、まとまった金額の投資ができる
- 個別株など自分の好きな商品を自由にを購入できる
- 積み立てでも一括購入でもどちらでも可能
- 5年で利益を出す自信があるなら金額が大きい分お得
一般NISAのデメリット
- 選べる商品が多過ぎて、初心者には何を買えばよいかわからない
- 非課税期間の終了時に購入価格より評価額が下がっていると、その下がっている価格が新しい取得価格となってしまうため、はじめから普通の証券口座で保有していた場合と比べ、その後に値上がりした場合の税金が多くなる。
上記を考慮すると、投資初心者は絶対的につみたてNISAがいいと思います。もちろん、投資経験のある方で、長期間の積み立て投資による非課税メリットを享受したい方にも向いています。全体で見ると一般NISAの非課税投資可能枠が600万円であるのに対し、つみたてNISAの 非課税投資可能枠は800万円です。
つみたてNISAのメリット・デメリット

つみたてNISAのメリットとデメリットは下記になります。
つみたてNISAのメリット
- 積み立て投資による分散効果でドルコスト平均にできるため、リスクが少ない
- 対象となる投資信託は、法令上の条件をクリアした、手数料が低く頻繁に分配金掃き出しを行わない、長期の分散投資に適した商品である
- 自動で積み立て投資ができ、買い付けの手間がかからない
- 長期投資で元本割れのリスクが低減できる(平均リターンが安定する)※過去のデータによると、15年以上の投資で、どの期間を見ても投資結果はプラスになる。
つみたてNISAのデメリット
- 年間40万円と小額しか投資できず、購入方法も積み立てのみ
つみたてNISAなら購入商品はコレ!
つみたてNISAをやろうと決めたら、選ぶべき商品は現時点では下記は外せないと思います。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
こちらを買っておけば、アメリカ株500社に分散投資をできるようなものです。手数料も破格で、年間100円ほどです。

それぞれのNISAの口座数と伸び率
参考までに、それぞれのNISAの口座数と伸び率を記載しておきます。
人気度や、今の流れ、傾向がお分かりになるかと思います。
一番歴史の長い一般NISAの口座数はつみたてNISAの4倍ですが、近年の伸びはつみたてNISAが一般NISAの15倍以上あり、つみたてNISAの最近の人気をうかがえます
| 名称 | 口座数 | |
1 | 一般NISA | 約1221万 | 前年末比3.9%増 |
2 | 積み立てNISA | 約302万 | 前年末比59.9%増 |
3 | ジュニアNISA | 約45万 | 前年末比28.5%増 |
参考:金融庁調査(2020年12月末時点・確報値)
まとめ【徹底比較】積み立てNISAと一般NISAどちらがお得?

いかがでしたでしょうか?
一般NISAかつみたてNISAどちらを選べばいいのかは、個人の嗜好や投資経験、資産の状況により一概には言えませんが、一般的に、まとまった資金があり、自分で購入したい個別株などの知識・経験があり、5年で利益を出す自信がある人は年間の投資可能枠が大きい一般NISAがおすすめになるかと思います。
逆に、今まとまった資金はないけれども、長期でコツコツ資産運用をしたいと思っているが、何を買えばよいかいまいちよく分からない、でも損は極力避けたいな・・・という初心者には、つみたてNISAがおすすめになります。
また、一般NISAは2024年から2階建てに変更になります。1階部分はつみたてNISAと同じ対象商品から20万円の枠で購入し、2階部分は現行から高レバレッジ商品を除いた商品から102万円の枠になり、合計122万円の枠になります。
私は、当初は一般NISA終了までの2023年までは一般NISAで毎年120万円の非課税枠を享受して、2024年以降はつみたてNISAにし、両方の良いとこどりをしようと思っていたのですが、2024年以降も一般NISAが継続することになりましたので、どの時点でつみたてNISAに切り替えるか、今すこし考え中です。
このあたりも踏まえながら、来年以降のご自分の戦略を練ってみるといいと思います。
NISAも投資になりますので、自己責任でお願いします。
この記事が、少しでもお役に立てたなら幸いです。
これからも情報を発信してまいりますので、どうぞ、よろしくお願いします。
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NISA特設ウェブサイト : 金融庁 (fsa.go.jp)
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