2023年末でジュニアNISAが廃止されることはご存知でしょうか?
ジュニアNISAの口座開設数は2020年の年末で45万口座と振るわず、人気がなかったので仕方がないのかもしれませんが、すでに持っている方は気になりますよね。
また、特筆すべきは、2023年12月に廃止が決定してから、口座申し込みが急増しているということです。いったいなぜなのでしょうか?
ジュニアNISAをすでにお持ちの方にも、お子様をお持ちの方でジュニアNISAをまだご利用されていらっしゃらない方にも、お孫さんや、小さな甥っ子姪っ子さんがいらっしゃる方にも是非読んでいただきたい記事になります。
なるべく分かりやすくまとめましたので、一読いただけれ幸いです。
【徹底解剖】2023年12月 ジュニアNISAが終了!どうなる?

ジュニアNISAとは?
ジュニアNISAとは、未成年の子供の教育費の準備や将来の資産形成のために、非課税で投資ができる制度です。
ジュニアNISAには下記のような特徴があります。
対象は、0歳から19歳までの未成年で年間80万円が非課税の投資枠です。両親などが運用を代行して行います。
ジュニアNISA | |
対象 | 0歳から19歳まで |
非課税投資枠 | 80万円/年 (80万円×5年=400万円) |
非課税期間 | 5年 ロールオーバーで10年 |
投資対象 | 現物株式、ETF、投資信託から自分で自由に選択して購入 |
管理者 | 両親や祖父母などの二親等以内の親族が代行して運用を行う |
払い出し制限 | 3月31日時点で18歳である年の前年12月31日まで払い出し不可。 制限解除前に途中で払い出しをした場合は、災害等やむを得ない場合を除き、 過去に非課税で支払われた配当金や売却益に対し、すべて遡及課税され、 ジュニアNISA口座は廃止される。 |
金融機関 | 変更不可 |
創設 | 2016年 |
終了 | 2023年12月 |
終了後の管理 | 18歳になるまで非課税で継続保有可能 2024年1月から、いつでも払い出しが可能に変更 |
ジュニアNISAが使い勝手が悪く不人気だったのは、一度口座に入れたお金の払い出しが18歳までできないことでした。しかも、途中で引き出すと、ジュニアNISA口座は廃止され、それまで受けた非課税の恩恵分も全て遡及され、税金を遡って支払わないとならず、投資期間すべてのNISAのメリットが全て消え去るんですよね。これはかなり厳しいルールです。困ったとき、必要な時に引き出せないため、皆さん二の足を踏んだのですね。口座数が増えなかったのも納得です。
ジュニアNISAは廃止に伴う変更点
上で見てきた通り、ジュニアNISAを運用する上で、最大のネックは、払い出し制限により、払い出しするには18歳まで待つ必要がありがあり、いつでも払い出しできないことでした。
ですが、 2023年12月末のジュニアNISA廃止に伴い、この払い出し制限が撤廃されるのです。2024年1月以降は、18歳を待たずとも、年齢にかかわらずいつでも払い出しが可能になり、恐い訴求課税もされなくなるんです!
ただし、払い出しの際は一部だけを払い出すことはできず、すべての商品を払い出さなければなりません。そして、払い出すとジュニアNISA口座は廃止されますので、その点は注意が必要です。
ジュニアNISAが2023年12月末で廃止されると言っても、お子様のジュニアNISA口座を廃止しない方がいい理由は、この後すぐ出てきます。
ジュニアNISA 2023年末の選択
では、2023年12月にジュニアNISAをお持ちの場合、口座に入っている上場株式等はどうなるのでしょうか?
実は、ジュニアNISA はそのまま引き続いて、下記の優遇をうけられます。
- 2023年12月までに5年の期限が来るジュニアNISAに関してはロールオーバーが可能。つまり、引き続き非課税で、成人まで保有が可能。もちろん売却も可能。
- 2024年以降に5年の期限が来るジュニアNISAに関しては「継続管理勘定」という移管専用の勘定が設けられ、ロールオーバーと同じように引き続き非課税で、成人まで保有が可能。もちろん売却も可能。
- 「継続管理勘定」の株式等は、成人になると自動的に特定口座に移管されます。
新規で購入できなくなるのは残念ですが、これなら廃止になってもひとまず、安心ですね。
成人年齢が18歳になることの影響

2022年4月1日から、成人年齢が現行の20歳から18歳に引き下げられますね。
それに伴い、一般NISAやつみたてNISAの対象も引き下げられます。引き下げになるのは、
2023年1月からです。
2023年1月から 、自動的に、ジュニアNISAの対象年齢が0歳から17歳に引き下げられ、一般NISAとつみたてNISAの対象年齢が18歳以上に自動的に変更になります。
まとめ【徹底解剖】2023年12月 ジュニアNISAが終了!どうなる?

いかがでしたでしょうか?
ジュニアNISAはこれまで、払い出しが18歳までできないのがネックとなり、人気がありませんでしたが、廃止が決定して、払い出し制限が2024年1月からなくなることに伴い、人気が出てきています。2020年には28.5%口座数が増えました。。皮肉なものですよね。。。
2022年から始める場合、あと2年しかないので80万円×2年の160万円しか投資はできませんが、お子様が小さければ小さいほど、配当金などを非課税で貰い続けられる期間が長くなりますので、利用しない手はないと思います。
15年を超えると投資で損をするのは難しいという統計もありますので、2歳以下のお子様がいらっしゃるご家庭は是非ご検討ください。
その場合は、下記の購入がおすすめですよ。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
こちらを買っておけば、アメリカ株500社に分散投資をできるようなものです。手数料も破格で、年間100円ほどです。

投資に絶対はありませんので投資は自己責任でお願いします。
この記事が、少しでもお役に立てたなら幸いです。
これからも情報を発信してまいりますので、どうぞ、よろしくお願いします。
NISA特設ウェブサイト : 金融庁 (fsa.go.jp)
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