アメリカの相場は2021年の9月、10月に大きな調整が来るだろうと言われながら、小さな調整に留まりました。
オミクロン株も心配ですが、次の大きな暴落はいつ来るのでしょうか?
暴落時に買い増しをしたい!市場参戦をしたいと思っている方は多いかと思います。
今回は、アメリカの大暴落はいつ来るのか?について探ってみたいと思います。
【大暴落はいつくる?】次のバーゲンセールを見逃すな
暴落の兆しは、そこかしこに溢れています。オミクロン株はまだ全容が分からないのでひとまず置いておくとして、まずは何といっても金利関係です。
「凶兆」 長短金利差が急縮小

米債券市場に景気減速の「良くない兆し」が見えています。
利上げ観測の高まりから短期金利が上昇する中、長期金利が思いのほか上がらなかったことにより、米10年物国債利回りと米2年物国債利回りの差が縮小しています。
通常は10年物国債などの長期金利が政策金利である短期金利を上回ることが当たり前なのですが、不景気になるとそれが逆転してきます。過去において長短金利差が逆転すると、その後およそ2年後に景気後退に陥り、株価が暴落する現象がありました。リーマンショクもITバブルも然りです。
長期金利が短期金利を上回った2019年8月から数年での暴落のアノマリー
歴史的に見ると、長期金利が短期金利を上回った局面は下記4回です。
- 1989年3月 ⇒ その後、不動産バブル崩壊
- 2000年3月 ⇒ その後、ITバブル崩壊
- 2006年11月 ⇒ その後、リーマンショック
- 2019年8月 ⇒ 次はいつだ???
直近では2019年8月に短期金利が長期金利を上回っていますので、その2年後となると2021年8月になり、そろそろ暴落がきてもおかしくないとも見えます。年末年始辺りは株価は上がりやすいのが過去のアノマリーですので、2020年2月辺りに株価が下がることを懸念している投資家も多いようです。
バフェット指数が、なんと214%にまで上昇!

バフェット指数とは、米株式時価総額 ÷ 米国名目GDPで算出される指標です。
一般的に100%を上回れば株価は割高水準で、100%を下回れば割安と判断されます。 著名投資家のウォーレン・バフェット氏がこれを重視して投資をしているとされていることから、バフェット指数という呼び名がついています。
その有名なバフェット指数が2020年以降に急上昇し、今、100どころか、214%を超えているのです。調整が入る水準と言ってもおかしくない数字とみている投資家は多いです。
アメリカの消費者物価指数(CPI)が大幅上昇

2021年11月8日発表の アメリカの消費者物価指数(CPI)は前年同月比で6.2%増、前月比で0.9%の上昇と、大きく予想を上回りました。CPIは経済の体温計みたいなもので2%が最適といわれています。
今回の6.2%と言うのは、驚異的な数値です。分かりやすく言うと、湾岸戦争で原油価格が上昇した1990年から31年ぶりの高水準です。インフレの加速は金利の上昇を招き、金利の急速な上昇は、株の暴落を招きます。
民間への資金供給が減っている

国内総生産(GDP)に対する与信額が過去と比べてどう変化したかを見てみると、 新規貸し出し量が減っている傾向にあります。これはつまり、民間への資金供給が減っているということを示します。業績は上がりにくい状況と言えます。
この新規貸出量のことは、クレジットインパルスと呼ばれています。直現金を手にして、それにより脈々と企業業績を上げるイメージです。それが今は低いので、貧血、低血圧状態で、会社の動きは鈍くなることが想定されます。
今は、2008年のリーマンショックのレベルまで下がっていきそうな勢いです。
このクレジットインパルスが下がると、経済活動が圧迫され、とくに力の弱い中小・小型株は上がりにくくなります。
購買担当者指数(PMI)がピークアウト

新規貸し出し量が減ると、 購買担当者指数(PMI) は下がる傾向にあります。
新規貸し出し量は購買担当者指数(PMI)の先行指数になっているので、新規貸出量が減っている今、 12か月遅れて 購買担当者指数(PMI) は下がると言われています。この 購買担当者指数(PMI) が50を割ってくると、景気後退とみられ、企業業績の悪化とともに相場は下がるといわれています。
2021年9月時点では 購買担当者指数(PMI) は53です。
この指数が50を割った局面は過去3回ありました。
- 2001年 ITバブル
- 2008年 リーマンショック
- 2020年 コロナショック
もうすでに 購買担当者指数(PMI) は53になっており、ピークアウトしているといわれているので、株価は調整があると予想している機関投資家が多いわけです。
皆が米国株の神話を信じている今こそ、投資の基本的な鉄則、ルールを忘れずに置きたいものです。
ボブ・ファレルの10の投資ルール

ウォール街の著名なストラテジストであるボブ・ファレルの50年来の知識と経験を元に手にした彼のルールを下記に引用しておきます。
ボブ・ファレルの10の投資ルール
- マーケットは時を経て、平均に回帰する
- 一方向への行き過ぎや過剰は、逆方向への行き過ぎや過剰を生む
- マーケットに「今回は違う」はない。行き過ぎや過剰は、永続しない
- 指数的な上昇や下落を見せるマーケットは、思ったよりも長続きする、しかし、それが「横這い」で終わることはない
- 大衆はほとんどを「高値掴み」する。安値では、ほとんど拾えない
- 「恐れ」や「強欲」それらに基づく判断は、長期の視点に立つ判断に勝りがちである
- マーケットは、全体が上がる時に強固であり、一部しか上がらなくなった時が最も脆弱である
- 弱気相場には3つの局面がある。すなわち、急落、短期的な反発、ファンダメンタルズに沿った長期の下落局面の3つである
- マーケットの専門家が異口同音に同じことを言いだすときは、別のことが生じる時である
- 強気相場は、弱気相場よりも楽しいものである。
出典:リアルインベストメントアドバイス
相場は昔とは違う動きをすることもありますが、教訓としてどんな時も頭の片隅においておきたい10の教訓ですね。
まとめ【大暴落はいつくる?】次のバーゲンセールを見逃すな

いかがでしたでしょうか?
暴落は明日来てもおかしくありません。今、私たちにできることは、いつもより現金保有率を高めつつ、「金利」と「業績」をにらみながら、ライオンの目で虎視眈々と静かに次の大きな投資タイミング待つことかもしれません。
そして、忘れてはならないのが、長期的に成功する投資家にとってルールは重要ということです。冷静さ、規律、秩序が投資をするうえで、一番大事な要素かもしれません。もちろん、ルールには常に例外があり、歴史がいつも同じように繰り返されるわけではありませんが、似たような様相を呈することは多くあります。アフリカの変異株も感染力は弱そうです。年末商戦の終わる2022年2月辺りは注意が必要と思っています。
投資はいつでも自己責任でお願いします。
この記事が、少しでもお役に立てたなら幸いです。
これからも情報を発信してまいりますので、どうぞ、よろしくお願いします。
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