FRB(米連邦準備制度理事会)は、7月27日、28日に FOMC (米連邦公開市場委員会)を開催しました。テーパリングの議論がどのように動くのか、投資家が注目している会合でした。
FOMCとは、Federal Open Market Commitee の頭文字で、米連邦公開市場委員会のことです。米国の中央銀行であるFRBが金融政策を決定する、投資家大注目の会合です。
今回の会合でどのような話がされたのかを分かりやすく解説していきます。
【解説】2021年7月27日のFOMC内容を分かりやすく解説

FRBのパウエル議長は以前より、2大目標として掲げている下記2点に、著しい進展がみられるまで、現状のお金じゃぶじゃぶ政策である「量的緩和」を続けるというスタンスを崩していません。
そして、今回の会合でもその2点について下記のように述べています。
- 物価の安定(インフレ率2%) ⇒ 「インフレは一時的」
- 雇用の最大化 ⇒ 「目標にはまだ遠い」
つまり、まだテーパリングを急いでしなければいけない状況ではないということです。デルタ株が拡大し、世界情勢の危機的状況の出口がまだはっきり見えないことと、4か月連続で2%を上回ったインフレ懸念も、昨年のコロナ禍によるデフレの反動であり一時的なことと考えられるので、慌ててテーパリングを開始すべき段階ではないということです。しかし、テーパリングはずっと先にあと伸ばしになったわけではありません。今回のFOMCで年内のテーパリング開始の示唆ともとれる下記の発言がなされています。
今回のFOMCのポイント:「今後行われる複数回の会合で経済情勢の進展を確認する」
複数回と言う条件を満たさないため、「テーパリングは9月にも早々に決まるかも?!」という予想は持ち越しになる公算が大きいです。「複数回」という条件を満たす、11月か12月のFOMCで決定される見込みが高いのではないでしょうか。
FOMCスケジュール
- 9月21日 〜 22日
- 11月2日 〜 3日
- 12月14日 〜 15日
みなさんも、9月、11月、12月のパウエルさんチームの動向を注視してみてください。
FOMC以外の主要な主要統計発表日・経済関係スケジュールを参考に載せておきます。
8月 の主要な主要統計発表日・経済関係スケジュール
- 8月5日 米国6月貿易統計発表
- 8月6日 米国7月雇用統計発表
- 8月11日 米国7月CPI発表
- 8月17日 米国7月小売売上高統計発表
- 8月26日 米国第2四半期GDP発表(改定値)
- 8月26ー28日 ジャクソンホール会合
9月 の主要な主要統計発表日・経済関係スケジュール
- 9月2日 米国7月貿易統計発表
- 9月3日 米国8月雇用統計発表
- 9月14日 米国8月CPI発表
- 9月16日 米国8月小売売上高統計発表
- 9月30日 米国第2四半期GDP発表(確定値)

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